千葉県浦安市の"浦安フラワー通りこども食堂"

千葉県浦安市の"浦安フラワー通りこども食堂"

千葉県浦安市の"浦安フラワー通りこども食堂"

千葉県浦安市の"浦安フラワー通りこども食堂"

■心ある人たちの手で作る温かい空間

11月26日(土)に、ご縁があって「浦安こども食堂コミュニティ」さんが主催される「浦安フラワー通りこども食堂」に豚肉を提供する生産者として参加させていただきました。2016年4月から千葉県浦安市で始まった本イベントは、月一回のペースで開催されています。8回目の開催となった今回も会場は毎回無償でお借りしている浦安フラワー通りのお寺正福寺。この日は子ども22名、大人はスタッフを含め18名、合わせて40名の参加者が集まりました。スタッフは全てボランティア、運営費は参加者からの参加費(小学生以上100円、大人300円)と寄付で賄われています。

■今では貴重な昔懐かしいコミュニケーション

住宅過密地域の中、広い畳敷きの広間や境内があり、都会育ちの子ども達にとっては、ドキドキの異空間でもあります。大人数でわいわいと囲む食卓は、大変にぎやかです。また食事の前後には、0歳児から高校生、地域のお年寄りが、境内や廊下で思い思いに遊んだり、おしゃべりする姿も見られます。昭和の頃は当たり前だった世代関係なく笑顔でおしゃべりする人達の光景が、懐かしく、とても印象的でした。

■千葉県富里市産の最高の人参とのコラボレーションシチュー

この日のメニューは、林SPFのお肉のポークシチューに、パンとデザートを添えたバイキング形式。ポークシチューは豚肉を大きめに切り、圧力鍋を使って柔らかく煮込まれます。シチューの具材の人参はこれまでに見たことがない位の大きさで立派な千葉県富里市産の人参。いくら寄付と言っても、やっぱり子供達に食べさせるものに使う食材は手を抜いたものではいけませんよね。生産者さんの想いが伺えました。

コトコト煮込んで出来上がったシチューは、参加者、特に子ども達に大好評で、「お肉が柔らかくておいしかった」「人参が嫌いだったけどおいしかった」「シチューにパンをつけて食べたらおしかった」などの声が聞けて、豚肉の生産者として本当に嬉しかったです。

■これからも誰にでも愛される豚肉を目指して

色んな世代の方がおしゃべりしながら楽しそうに笑顔で私たちの育てた肉を食べてくれている…こういった瞬間を見れる機会は実は私たち生産組合でもあまりないことです。本当に何とも言えない感動と嬉しさがそこにはあります。言うまでもなく、この光景が私たち組合の理想の形です。「社会貢献」と言うとおこがましいですが、これからも生産と共に、こういったイベントには積極的に参加して、もっと食べてくださる人達の生の声を聞くこと。これも安心・安全で美味しい豚を作るのには欠かせない事なんだと改めて再認識しました。「浦安こども食堂コミュニティ」の皆さん及び関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。